世に実在の人物を改変した作品は数多くあり、文豪とかミュージシャンとか戦国武将とかありますけど、権利関係抜きにしても色々問題があるということで誰も手を(現時点で)つけないブルーオーシャン、それが「漫画家を改変した」マンガです。あと50年ぐらいすると誰かやんのかなとか思ったりもしますが、ちょっとネタ的に漫画家をモデルにした能力ものを考えてみることにしました。あと50年ぐらいすると誰かやんのかなとか思ったりもしますが、ちょっとネタ的に漫画家をモデルにした能力ものを考えてみることにしました。この記事は予告なく削除される可能性があります。まだそんなに書いてないですが、これも時間ある時に追加してく予定です。
基本的にひとり1能力としていますが、「覚醒」として別能力が発現することもある、という設定です。これを読んだ未来の漫画家たちが、「いや、おれならこうする」と色々妄想して大ヒット作を生み出す土壌にでもなれば幸いです。50年後に能力もの描いてる漫画家がこれを読む機会が果たしてあるのかという問題はありますが。
かつてその想像力から少年少女から大人まで夢を与えた”漫画家”と呼ばれる人種がいた。やがて時は移ろい、有害書物とされ途絶えたマンガの歴史だったが、彼らのDNAは子孫たちに過剰なまでの妄想力を与えていた。行き場を失った「世界を変えたい」本能と絶え間ない戦争による遺伝子汚染が組み合わさり、世界各地でカリカチュアと呼ばれる、「局地的世界を漫画的に改変する」能力を持つ人間が同時多発的に現れる。やがて病のように能力者は各地で騒ぎを起こし始め、独裁帝国はそれを始末すべく各地に刺客を送り込む。今、虚構と現実の間でセカイを奪い合う戦いが幕を開ける。
反乱軍(レジスタンス)は一枚岩ではない。棄民、追放者、世捨て人が生きるために他の棄民、あるいは帝国の人間を襲うようになったことが起源であり、物語開始時点は各地に点在する盗賊団である。やがてその子供たちから能力者が生まれ、それをまとめ上げて帝国打倒のために組織する人間が現れることになる。しかしそれが誰なのかを知るには――何も考えていないんですが――未だ運命のいたずらを待たなければいけない。
能力名:人間昆虫記
発動条件:連続使用は不可。使役できる昆虫は常に持ち歩くスケッチブックに写生済みのもののみ
自身の大きな鼻を膨らませて卵として落とし、その中から大量の虫を生み出して敵を攻撃することができる。この鼻は三分程度で再び再生する。本来彼は絶滅の危機にある昆虫を愛する心優しい青年だった。しかし彼の住む街、そして大切な昆虫園が戦火により焼かれたことから、彼は無益な戦争のない世界、自然と生物が溢れる世界を取り戻すために、孤独な戦いを始めることを決意する。
能力名:神(ゴッド)
発動条件:相手の能力を知っている状態で、相手の肩に手を置き、「僕のほうが上手に描けるよ」と声をかける
相手の能力を奪い、改変して自分の能力として使用することができる。医療系、100万馬力の剛腕、獣人化などレパートリーは徐々に増えていくが、中でも複数の能力を組み合わせた「火の鳥」はチート級の反則能力。ただし、ひとつ能力を得るごとに正常な生活を送るための人間性をひとつ失うという枷を持つ。
能力名:はじめの一歩
発動条件:特になし
純粋に打撃系の能力。壁に突き刺さった丸太を殴りつけることで壁に埋め込むなどその打撃力はおそろしく高く、丸太を回収しようとしていた強敵・松本光司をして「ちくしょう!」と言わしめた。また推進力、タフネスもS級で、一度追い詰められると手がつけられない。ただし基本的に直線的にしか動けないため、回避性能の高い敵からするといい餌食となる傾向がある。再戦を誓いあったライバルがいるが、25年に渡ってすれ違い続け、運以外の何か天の思惑があるのではないかと疑い始めている。
能力名:風神
発動条件:特になし
高速移動する敵との対戦中に発現した能力。∞の軌道を描くように身体を動かすことで周囲の空間を削り取り、相手を予定されたコーナーへ追い詰めることができる。ただし肉体への負担は尋常ではなく、使用後は丸一日以上の睡眠を必要とし、身体の芯へのダメージは蓄積されていく。
能力名:綿の国星
発動条件:特になし。ただし擬人化できる対象の数には限りがある
動物や無機物を擬人化することで会話を可能とするサイコメトリー系の能力。選択された他の人間も空間内で会話に参加することが可能。もともと孤独な少女だった大島が「想像上の友人」を数多く持っていたことから発展した能力であり、一度擬人化した相手と別れる(能力を解除する)ことを大島が嫌がるため、初期登場時点で彼女の能力は飽和状態にあり周囲からは狂人と噂されていた。今はもっとも古い友人である「蘭丸」だけが大島にしか見えない形で、常に彼女の傍らに寄り添っている。
能力名:ジョジョの奇妙な冒険
発動条件:相手が能力を使用していること
「能力のルール」自体を変更することができる。即ち、本来視覚化されない相手の能力を視覚化し、さらにその視覚化された能力(「傍に立つもの」として、荒木はそれを「スタンド」と呼んでいる)を攻撃することで能力者本体にもダメージを与えるなど、本来存在しないはずのルールが空間内で適用される。荒木自身は漫画家の子孫であると同時に吸血鬼の末裔でもあり、戦争により数百年の眠りから目覚めた時にあまりにも周囲の風景が変わっていることに驚き、好奇心から世界を放浪している。作中では珍しい「マンガが存在した世界」を知る人物である。
マンガや小説などの文化に触れる機会を逸しているため、この世界の人間は総じて想像力が乏しく、帝国の人間はそれに加えてプロパガンダ映画で洗脳されているため固定観念に囚われていることが多い。中にはこの世界に違和感を感じているものもいるが、それを表に出すことはない。もし危険因子として認識されれば、「編集」と呼ばれる特殊部隊に洗脳され、最後の人間性までも奪われることはわかりきっているからだ。
能力名:ガラスの仮面
発動条件:即座に発動はできない。一定時間対象についてブツブツ言いながら考察する時間を必要とする
対象とした人物そっくりに変化することができる。外見、性格、思考全てが酷似するため、暗殺・諜報向けの能力だが、ショックを受けると白目になってしまうという欠点を持つ。また知識まではコピーできず、相手の秘密にしていることを彼女を通して知ることはできない。美内は幼少期のトラウマから常に「おそろしい子」に狙われる妄想に脅かされており、他人となることでその目をくらませるという願望から生まれた能力。
能力名:賭博黙示録
発動条件:ゲームを提示し、相手がそれに同意する
ゲームに負けた人間は血液を抜かれる、高所から墜落する、指を切断されるなど重大なペナルティを課されることになる。元は都市部の名門校ハンサム学園の首席だったが血の気が多く、その鋭利すぎる顎で他の生徒を刺し殺してしまったことから身を持ち崩す。その後は裏稼業に身をやつし、口車で相手を罠に嵌め、ゲームをせざるを得ない状況に持ち込むことで数多くの要人を闇に葬ってきた。ベンツのエンブレムを折ってコレクションするのが趣味。最後は勝負に敗れるも、「時と場所の指定まではしていない……契約の実行は10年後……20年後も可能だろう……ということ……!」と言い捨て逃走し、読者人気を大きく落とした。
能力名:僕の小規模な失敗
発動条件:精神的に平常、もしくはダウンな状態にある
能力の及ぶ空間を分割する(コマ割りする)ことで能力の及ぶ範囲を限定する補助的な能力。コマ割り系の能力の中でも福満のそれは図抜けており、通常3~多くて10程度が限界とされるコマを27コマに分割することができる。単独では訓練課題をクリアできないため落ちこぼれ扱いをされていたが、その才能を見抜いた能力者とタッグを組むことで防御・妨害に真価を発揮し主人公たちを苦しめる。ただし、彼が興奮した時、特に好みの女性が目の前に現れた際にはその制御能力は大きく低下する。
能力名;金田一少年の事件簿
発動条件:8~15人の人間を閉鎖空間に集めること
この能力はふたつのフェイズを持ち、フェイズ1を行った場合フェイズ2も行わなくてはいけない。まず、「金田一」と名付けられた死神と対象者たちを同一空間に集めることで、その空間を周囲から物理的に孤絶させることができる。次に一定時間ごとに「金田一が誰か」を推理してその犯行を証明するフェイズが繰り返され、これに失敗するとメンバーの誰かが殺される。推理に正解した場合、逆にさとう自身の生命が奪われる結果となる。元は笑いをふりまく明るい修道女だったが、その能力に目をつけた独裁国家により「キバヤシ」と呼ばれる人工知能を埋め込まれ、黒衣の殺人マシーンと化した悲劇の女性。
能力名:HUNTER×HUNTER
発動条件:対象者が密閉された空間内に富樫とともにいること
能力の範囲内に入った人間は冨樫によって歓待される。しかし能力の範囲外に出た時に、それが恐ろしい罠だったことが判明する。現実世界の数十倍、数百倍の時間がそこでは経過しているからだ。
時間稼ぎ、あるいは対象を未来世界に放逐できる能力だが、本来は優秀な猟師として働きづめだった富樫が「時間を気にせずのんびりしたい」と願ったことから発現した能力であり、実は空間の時間を外界より極端に遅くする(一年過ごしても外に出ると一日しか経っていない)、あるいは元の時間軸に戻ることも可能。元の世界に戻るためには、彼の考えたオリジナルゲームに勝利しなくてはならない。
能力名:ゴルゴ13
発動条件:特になし
百発百中のライフルを具現化し、対象を確実にスナイプできる攻撃系の能力。基本的には直線上に遮蔽物のない相手しか攻撃できないが、データを収集することで跳弾や風による弾道をカーブさせた攻撃も可能と、こと狙撃に関してのみデータ処理能力も高い。基本的に弱点らしい弱点はない強力な能力だが連発はできず、使用後は腕に謎の痺れが生まれ日常生活に支障をきたす。寡黙な男だが、若い頃はそこそこおしゃべりだったらしい。自室では常にパンイチで過ごす。
やってみてわかったんですけど、これに採用できる人ってキャラクターが立っているというか、特徴がハッキリしてる人なんですね。特に有名・無名・僕個人の評価関係なくチョイスしようとしてるんですけど、大御所ばっかりになってしまうのはキャリア長い人か代表作がパンチある人でないとどこを切り出していいのかわからないという個人的事情によります。