どうも、前世がインパラの管理人です(ゲーセンの変な機械調べ)。転生ファンタジーも作ったということで、セット的な存在である輪廻転生マンガのご紹介となります。前者が「誰々が異世界に転生してわけわからんことに」的なマンガだとしたら、こちらは「誰々が前世ではなんかやらかしたらしい」的なマンガが多くなります。まあでも、ひたすら生まれ変わっていくマンガなんかもあったら面白いですね。そういうのも大体こっちです。
多くの作品がミステリ的な要素を持ち、同時にファンタジー・SF的な要素を併せ持ちます。小説や映画などで名作がいくつかあり、何気にヒット作を生みやすいジャンルのような気がします。
中学2年生の桶屋風太には、生まれつき頬に奇妙な形の痣と、「霊」が見える力があった。痣を目にした転校生の美少女・石神鉱子は、彼の胸ぐらを掴み突然謎の輪っか――スピリットサークルで彼を殴り飛ばす。階段から転げ落ちた彼が見たのは、まるで見覚えのない風景と罪深き自分の前世だった。数多くの謎と死に彩られた生まれ変わり系大河ドラマ。
ただ転生で「悪」となることにも必然性がある、というような流れはなるほどと思わされました。前世ものでこの締め方は結構鉄板な気がします。
月基地で暮らす、七人の若い科学者――東京の高校へ転入してきた坂口亜梨子は、クラスメイトが話す「前世の夢」についての話を聞いたことをきっかけに、彼女自身もそのメンバーの一員だった夢を見る。さらにある事件をきっかけに、隣人の小学生小林輪も覚醒してしまう――
前世から引き継がれるトレンディドラマであると同時に、フーダニット・ミステリ的な部分もそそるSF漫画の超有名作です。徐々に判明していく月でのヘビーな顛末、裏と表の顔を見事に使い分け、その中で引き裂かれそうになっていく輪くんの姿は多くの読者の支持を集めたようです(そういう内容のお手紙が巻末で紹介されています)。
全21巻で完結。次世代編として、「ボクを包む月の光」(全15巻)「ぼくは地球と歌う」が発表されています。絵が大分変ってしまったのは残念ですが、彼らの「その後」が気になる方はどうぞ。
前世で亡国の王女ベロニカだった記憶を持つ少年・皆見晴澄。かつてそれを口にして馬鹿にされた過去を持つ彼は、そのことを隠して日常生活を送っていた。しかしある出来事をきっかけに、周囲の生徒たちが次々に過去の記憶を取り戻し始める――
「なぜ」ゼレストリアは滅んだのか? 「誰が」その引き金を引いたのか? それぞれの推理と思惑が複雑に入り乱れる、疑心暗鬼系転生ファンタジー。
どれだけ努力しても結果は無しのツブテ、自分の名前にひっかけてバカにされ続けた少年・有野礫(つぶて)。失意のうちに電車の前に飛び出してしまった彼は、この世とあの世の境目にある旅籠「黄泉路」で目を覚ます。そこで未練をわずかなりとも晴らそうとする魂を見た彼は、最後の49日間をそこでのアルバイトに費やすことを決め、その日々の中で様々な出会いと別れを経験することになる。
試し読み サイコミ
「来世で私を幸せなお嫁さんにしてね……」かつての約束を忘れず、前世の恋人・雛を探し当てた八尋。しかし彼女はすくすく育って女子高生、かたやこっちは男子小学生……! 使用人と姫、飼い主と猫、犬猿の仲の男女がそれぞれ記憶を持って生まれ変わる転生シチュエーション・ラブコメディ。
やりとりがほほえましくギャグも面白く、人気出そうです。八尋と雛はほとんど「ぼくの地球を守って」で、おねショタ好きの方も楽しめる作品。
試し読み pixivコミック