なんかとっても久しぶりのカテゴリ追加となりますが、最近カテゴリ増やし過ぎて作品数が少ないカテゴリが多くなり、追加するための作品を探す時間も取れずにいて「こういうことしたかったわけじゃないんだよな……」という違和感があったため、こんな感じでたま~に追加する形を取ることになりました。そもそもカテゴリに追加するためにマンガ探すというのも本末転倒なんですが。
てなわけで前置き長くなりましたが、法治社会の前提を成立させる警察官を取り扱ったマンガのカテゴリとなります。自衛隊や宇宙飛行士ほど極限状況が想定されるわけではないですが、場合によっては自他の死に直結する状況に身を置かざるを得ない絶妙な按配の仕事ものとなります。何しろ人口も多いので、警察出身の方がマンガ描くようなのも増えてきました。全く現場に出ない内勤ものとかも出てくる用語がバイオレンスで、ちょっと特殊な面白さがあります。
とりあえず刑事もの(鑑識や科捜研を含む)もここに入れますがそのうち分離する予定で、もうちょっと一般的な制服警察官、あるいは内部の人たちの話をメインにする予定。フィクション・ノンフィクションは問いませんが、完全ノンフィクションを謳う作品はなかなか出しづらそうなジャンルです。
某県警に実際に所属した、元交番女子漫画家が描く警察官の赤裸々な素顔! 的なやつです。短編の好評を受けて安定した職を辞しての連載化ということのようで、話題の作品になって本当に良かったですね……。
「逆襲」とかいうのでどんだけ暴露するのかと思いきや登場人物は割とまっとうで面白い人々、どこか抜けた刑事たちもやるべきことはやってて、かえって警察官の好感度が上がる結果となりました。
試し読み モアイ
なんとなくたまに見る、男社会で大変らしい、しかしそこから先がよくわからない女性警察官の生活の実態。そのへんのことを新人警官岩崎ちさとの目を通じ、実際の生活を暴露するかなりノンフィクションっぽいエピソードが散見される警察コミック。
試し読み リイドカフェ
さしたる覚悟もなく警察官となり、交番に配属された新人巡査・山岡愛生22歳。しかしその日、彼女が訪れた現場は窓に蠅がたかり、異臭の立ち込めるアパートの一室。中には一瞬にして辞職の決意を固めさせるほどの凄惨な状況が待ち受けている。部屋に入るなり嗚咽し、何もできず固まる山岡だったが……。
媒体がメジャーならもっと話題になっていい作品だと思いますが、こんなん雑誌に載ってたら確実に苦情が殺到するので、知る人ぞ知る作品でいざるを得ないのがややもどかしい。虫・グロ注意。
2021年にmangaDOCKレーベルで各種電子書籍媒体で販売(描き下ろし)。合冊版として全2巻で完結。Amazonの2巻が表紙・試し読みとも別の作品になってる(2022時点)のは早めに直して欲しいところです。
試し読み コミックシーモア
前部署での実績が認められ、晴れて憧れの本部(警視庁)勤務となった女性職員の橋本檸美。配属部署は警務部特別対応室――そこで彼女が遭遇するのは思ったよりもこじんまりとした部屋、妙に和気あいあいとしたエリート感皆無の職員たち、そして彼女に対して「警察官にも本部の仕事にも夢を見ないほうがいい」と言い放つ、教育係の野宮警部補。人間的には面倒きわまる彼だったが、いざ仕事となるとタチの悪い警察官をとことん追い詰める仕事の鬼と化す――? 警察内部調査をライトに描く、ちょっと変わった「捜査」マンガ。
試し読み コミックぜにょん
強い嗅覚と非凡な発想を持つが、諸事情により刑事への道を諦めかけていた日野まる香は、やはり諸事情により静岡県警本部捜査一課強行班三係に配属されることとなる。事件だけでなく「刑事」という職についた人々をも描くヒューマン系刑事ドラマ。
ストーリーもかなり骨太で、最終的に物語はひとつの大きな事件へと収斂していきます。熱い展開もあって読めば読むほど面白くなり、終わり方は「いい加減」でスパッと切り上げます。全6巻で完結。
試し読み 講談社コミックプラス
NYPD51分署に、「着任初日と最終日に何か事件が起きる」というジンクスを持つ副署長・カッツェルが署長代理としてやってきた。日本人のジャーナリスト、毎日のようにやってきて「署を取り壊せ」と主張する老人、近所のデリの従業員、そして刑事や警官たち……ニューヨーク市警を舞台とした群像劇。
類似作 Danza、ACCA13区監察課
試し読み 講談社コミックプラス