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もっと色々教えて欲しい。先生と生徒の恋愛を描く、教師系年の差恋愛マンガ選

あなたの心は耐熱ガラス


主に学校を舞台とした、生徒と教師の恋愛を描く作品を扱うカテゴリです。高校が舞台になる形がスタンダードですが、幼稚園で保母さんへの淡い恋を描く作品とかでも別にいいです。なんなら生徒のほうが年上でもOK。
学生時代の漫画家たちの憧れを反映してるのか、地味にちょいちょい作品が生まれてる印象があります。設定的にも立場があるのでそう簡単にくっつけず、作劇的にも使いやすいんでしょうね。ロミオとジュリエットしかり、障害があるほうが恋は燃えるというような心理も働くそうです。もろもろ抜きにしても職場に恋愛を持ちこむこと自体嫌がる人も多く、結構ハードル高いと思うんですが、たまにうまくいったカップルに遭遇することもないこともないです。
どっちだこれみたいなのもありますが、恋愛以外の先生ものマンガはこちら

ひるなかの流星(やまもり三香)

田舎の高校から都会へ出ることになった与謝野すずめはいきなり迷子になり、大人っぽくておしゃれな教師・獅子尾と出会う。
彼への恋心を次第に自覚していくすずめに対し、大人としての節度を保っていた獅子尾も次第に動揺を隠せなくなっていく。さらにクールな同級生・馬村も段々と、すずめを見る目が怪しくなってきて……? 全12巻、番外編1巻。



とりあえずおすすめはこれ。二転三転する読めない展開は、終始読者をイラッとさせてくれます(いい意味で)。先が気になる恋愛漫画というと僕が真っ先に思い浮かべるのはコレです。

さくらと先生(蒼井まもる)

もうひとつ先生もの。新しい高校への桜舞う坂道を自転車で登る湊さくらは、同じく自転車で通勤する男性教師・藤春啓介を目にして以来彼のことが気にかかり……? 年の差10歳、大人と高校生という距離を超えて、ふたりは次第に心を通わせていくことになる――

さくらはおとなしそうに見えてアグレッシブ、おっとり敬語キャラの藤春先生も子供っぽい一面があったりで、バランスは意外といい感じ。
マンガ内の時間としてはゆっくりですが少女マンガとしての展開は割と早く、1冊ごとにある程度まとまったエピソードを読ませてくれるので満足度が高いし、時間を空けて次の巻を読んでも付いていけるのは好感触。

絵も今風で上手い。これは手癖もあるでしょうが、正面からだと普通に少女マンガ的美少女のさくらが横顔ではちょっと大人っぽかったりギャグっぽかったりして、違う一面を見せてくれるのがいいなーと思います。

試し読み 講談社コミックプラス

草薙先生は試されている。(安田剛助)

15年前、草薙美奈子は同級生の少女・八重に恋をしていた。しかしその思いを口にすることはなく、彼女が彼氏との結婚を決めた時も、笑って見送った――やがて時は流れ、中学校の教師としてつとめる草薙先生に、入学してきた八重の娘・久保田一姫が交際を申し込む。娘ほどの年の教え子に翻弄される女教師の、年の差百合ラブコメ。

安田先生は「じけんじゃけん!」の作者ですが、こっちは百合。最初から両想いに近いんですが草薙先生がそれほど恋愛に積極的ではなく、先生個人の心がどう変化していくがキーポイントになります。


https://twitter.com/twi_yon/status/904969894462078976?ref_src=twsrc%5Etfw

同性で20歳以上年が離れてて教え子で親友の娘というのは、いくらリベラルな人でもいささか臆するものがあると思います。さて、草薙先生は何を試されるのか? 誘惑に耐え抜く力なのか、あるいは愛の力で障害を乗り越えていけるのか。ツイ4で読めますが、気に入った方はコミックスに収録の後日談も必見。

試し読み ツイ4

こどものじかん(私屋カヲル)

双ツ橋小学校に赴任した新任教師・青木大介を待ちうけていたのは、明るく和やかで鋭敏で残酷、性に興味津々で警戒心とあどけなさを併せ持つ小学三年生の生徒たち。わけても精神的に色々と大人びた九重りんから熱烈なアプローチを受け、年がらもなく青木はうろたえる毎日――数年間を通じた彼ら(教師含む)の成長と性徴を描く私屋カヲルの代表作。通称「こじか」

45時間目”7巻収録”より

メインキャラは先生たちと女児三人衆。子供たちのある種はっちゃけたキャラ造形は強い魅力で、児童ものにありがちな人形っぽさが感じられません。逆に青木は少し不自然で、実は「子供が夢見る大人の先生との恋愛」を体現している作品な気もします。
女児で露骨な性表現をするので、人によってはグロテスクに感じるかもしれないです。

いじめ、家族問題や過去との対話など心の闇、教育心理学的な話題も多く、棚上げされていた問題がしだいに前面に出てくる後半のほうが面白かったです。その頃になると先生方もみなさんキャラが立ちまくってます。
2005年~2013年「コミックハイ!」で連載。全13巻+番外編「ほうかご」1巻((2004年「COMIC HIGH」掲載のプロトタイプ)、後日談など収録)で完結。

試し読み コミックシーモア

rokuro

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