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推理とトリックの奥に現れる真実とは。おすすめミステリマンガ選

読み飛ばせるまえがき


本格ミステリ(パズラー)
金田一少年の事件簿(原作:天樹征丸、金成陽三郎 漫画:さとうふみや)
名探偵コナン(青山剛昌)
Q.E.D. 証明終了(加藤元浩)
C.M.B. 森羅博物館の事件目録(加藤元浩)
人形草紙あやつり左近(原作:写楽麿 漫画:小畑健)
学糾法廷(原作:榎伸晃 漫画:小畑 健)
監禁探偵(我孫子武丸・西崎泰正)
人形はこたつで推理する(原作:我孫子武丸 漫画:河内実加)
十角館の殺人(原作:綾辻行人 漫画:清原紘)
月館の殺人(原作:綾辻行人 漫画:佐々木倫子)
蜜の島(小池ノクト)
夢喰い探偵―宇都宮アイリの帰還―(義元ゆういち)
本格以外のミステリ
ミステリと言う勿れ(田村由美)
遺書、公開。(陽東太郎)
探偵ゼノと7つの殺人密室(原作:七月鏡一 漫画:杉山鉄兵)
兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿(木々津克久)
賭博覇王伝 零(福本伸行)
外天楼(石黒正数)
山羊座の友人(原作:乙一 漫画:ミヨカワ将)
11人いる!(萩尾望都)
超嗅覚探偵NEZ(那州雪絵)
棺探偵D&W(光永康則)
トレース 科捜研法医研究員の追想(古賀慶)
SWWEEET(青山景)
生存 LifE(原作:福本伸行 漫画:かわぐちかいじ)
嘘つきレトリック(都戸利津)
浜村渚の計算ノート(原作:青柳碧人 漫画:モトエ恵介)
島耕作の事件簿(原作:樹林伸 漫画:弘兼憲史)
羊の木(原作:山上たつひこ 漫画:いがらしみきお)
テセウスの船(東元俊哉)
安堂鍵乃子の暗号事件簿(関崎俊三)

楽しい旅行だったはずなのに、あなたが乗った乗用車は、山道の途中で不運にも故障してしまった。最寄りの街まで歩いても二時間……しかも嵐が来そうな気配だった。携帯電話も圏外で通じない。恋人と不安げに周囲を見渡したあなたは、針金のように尖った木立の隙間に、古色蒼然とした洋館が佇んでいるのを見付ける。

ツタの絡まったレンガ造りの建物には、鉄格子の嵌った小さな窓がいくつも取り付けられている。窓の奥で誰かが息を殺してあなたたちを監視しているような気がしたが、目の錯覚かもしれない。恋人はしきりに不満と疲れを口にしている。あなたは意を決して、真鍮製のノッカーを扉に叩きつけた。

「そうですか、それは難儀なことです。レッカー車を呼びますから、こちらでくつろいでください」そう言って通された居間で、あなたは奇妙な人々を目にする。片腕のない気の弱そうな男、常に奇妙な笑顔を顔に貼り付けた医者、太った男と宝石を身にまとった女の、さげすみ合うようなやり取り……。紳士的な中年の男が秘蔵のワインの自慢を始めた時、部屋の黒電話が鳴る。それは街へと続く唯一の道が、落雷による倒木で通れなくなったという連絡だった。

延焼した電線が切断され館は停電、あなたたちは暖炉と蝋燭の明かりの中で夜を過ごさないといけない。外では激しい風が唸り声をあげ、バチバチと雨が窓に叩きつけられる音がしている。不穏な気配の立ち込める中、紳士的な男が運んできたもの……それは、大量のマンガ本だった。しかも全部ミステリである。

「これほど完璧にお膳立てされた状況なら、きっと感情移入して読めるはず」そう言って、彼らはむさぼるようにマンガを読み始めた。唖然とするあなたたちに医師が微笑みながら説明を始める。彼らは、社会人ミステリマンガ研究サークル「クローズド・サークル」ご一行だったのだ。この洋館も二泊三日のレンタル契約である。「あなたたちもどうですか」と言って差し出された一冊を、あなたは手に取り、次の瞬間それが致命的な失敗であることを慄然として悟る。見るからに彼らは読み終えたあなたの感想を聞きたがっていて、しかも議論をするにはめんどくさそうな連中ばかりなのだ。

恋人は「こんなところにいられるか! おれは部屋に帰らせてもらうぞ!」と叫び、早々に引き上げてしまった。しかしあなたは空気を読んで立ち上がることができない。
それがあの、あまりにも長い夜の始まりだったのだ……。

本格ミステリ(パズラー)

はい、すいませんでした。ここからマンガのご紹介に移ります。

「本格ミステリ」はトリック・謎解き・フェアプレイを主眼とするミステリの古典的分野で、一般的に「ミステリ」という場合これを指すことが多いです。始祖とされる「モルグ街の殺人」、アガサ・クリスティーやエラリー・クイーン、ディクスン・カーの諸作品がこれに当たり、とても高い人気を誇ります。日本では戦後と90年代にブームがありました。

つまり、このジャンルの作品はある程度読者が謎を推理し、真相を喝破できるように作られています。

金田一少年の事件簿(原作:天樹征丸、金成陽三郎 漫画:さとうふみや)

一世を風靡し、社会現象化した犯人当てミステリマンガの金字塔。基本的に発生する事件にはトリックが絡みます。

トリックは過去の名作の引き写しも多く、名作紹介的な側面もありますが、何より「閉ざされた環境でひとりひとり殺されていく恐怖」「普通に会話しているメンバーの中に、ひとり殺人犯がいる」「何気ない描写に、重大なヒントが隠されている」といった本格ミステリの面白さを十分に意識し、マンガというメディアをフル活用して極上のエンターテイメントを作り上げているその手腕には賞賛を送らざるをえません。


個人的に好きなのは2~3巻の「異人館村殺人事件」。ただし(アレンジはされていますが)ノックスの「密室の行者」、島田荘司の「占星術殺人事件」のトリックを使用していますので、ご注意ください。
無印は1992~2017年色々名前を変えながら連載、累計全70巻で一度完結。あまり順番気にしないで読めますが、その後「イブニング」で「金田一37歳の事件簿」が2018年~スタート、こちらは少年期のネタバレ(犯人など)を含みます。他にスピンオフもあり。

試し読み eBookJapan

名探偵コナン(青山剛昌)

長期連載にもほどがある。最近のまでは追っていませんが作者はどういう頭の構造をしてるんでしょうか。
言うまでもないとは思うんですが一応説明すると、江戸川コナン君が行く先々で殺人事件に遭遇し、そのたびに諸事情から毛利のおっちゃんを昏倒させて犯人を指摘する話です。


一巻を最初に読んだ時には初期の赤川次郎を彷彿とさせるストーリー展開に舌を巻き、「これずっと続けるんなら凄いな」と思ったものですが、ずっと続いた結果コナン君の周囲ではおよそ一日につき一人の人間が殺人事件で死亡しているらしく、もはや死神としてはじめちゃんを大きく凌駕したといっても過言ではありません。
こちらもトリックを用いた事件が多いです。コロコロした絵柄とディープ過ぎない犯行動機で子供を中心に幅広い人気を集めた作品ですが、とにかく週刊連載で原作なしの推理ものをやって、これだけ続く時点で化け物です。

試し読み WEBサンデー

Q.E.D. 証明終了(加藤元浩)

上記二作に比べると比較的マイナーですが、この人も化け物です。
天才少年燈馬くんと活発な女子高生が次々に事件に巻き込まれるんですが、加藤先生は知識量が異常で、数学から物理学、経済、パズルに音楽と様々な題材を駆使し、非常にバラエティに富んだシチュエーションで事件を提供してくれます。ご本人が理系の大学を出ていらっしゃるとのこと。

“ミネルヴァの梟”(1巻収録)より

絵はちょっと地味というか簡素ですが、ストーリーテリングに独特の情緒があり、名エピソードが山のようにあります概ね一巻につき二話収録。


個人的に好きなのは(人気のあるエピソードらしいですが)「凍てつく鉄槌」(9巻収録)など。

試し読み 講談社コミックプラス

C.M.B. 森羅博物館の事件目録(加藤元浩)

QEDの形式を踏襲し、コレも同時並行で連載が開始しました。続編ではなく独立しています。
天才少年森羅くんと活発な女子高生が次々に事件に巻き込まれるんですが、森羅くんは珍しい虫や化石に反応する考古学者なので、ストーリーは歴史ものや考古学、生物関連、美術、オカルト的なものが多くなっています。

QEDはかなり色々な雑誌を渡り歩いたようなのでペースが一定ではないのですが、確認したところ一時期の加藤先生は月に1~2本、ミステリの短編を発表していた計算になります。自分で話を考えて、マンガも自分で描いて、でです。しかもクオリティは安定。

個人的に好きなエピソードは「地球最後の夏休み」(10巻収録)など。この構成は凄い。

試し読み コミックシーモア

ちなみに加藤先生は小説も書かれてます。人間やめてる

人形草紙あやつり左近(原作:写楽麿 漫画:小畑健)

「マガジン」で金田一、「サンデー」でコナンが絶大な人気を集め、ミステリブームに火がついた漫画業界で、集英社とて何もせずに座していたわけではありません。
明らかにこの二作に対抗する意味で連載がスタートしたのがこの作品で、腹話術師と人形が不可解な事件に挑むストレートな本格推理マンガとなっています。

この頃はまだヒット作はないものの、小畑先生の画力は既に抜群で、この企画に起用した集英社の期待のようなものを感じます。情景描写はこってりとおどろおどろしく、死体は少年たちにトラウマを植え付けるべく丹念に描かれています。

誌上で犯人当てクイズを展開し、ストーリーやトリックも決して悪くないと思うんですが、「何か」が足りず4巻で完結。その後小説・アニメ化・ドラマCD化でエピソードが追加されています。なにげに「金田一やコナンよりこれが好き」という声もたまに聞きます。

本作終了約8年後、小畑先生作画の「DEATH NOTE」がスタートし、集英社はようやくミステリ系マンガでヒットを飛ばすことに成功するのですが、それはまた別の話。

試し読み 少年ジャンプ+

学糾法廷(原作:榎伸晃 漫画:小畑 健)

事件が起きた小学校に「弁護士」「検事」が送り込まれ、学級会で真相を突き止める、という設定の異色法廷ミステリ。

主人公の趣味は「論破」、学級法廷では「異議あり!」を連発し、解決篇の手前ではスポットライトを浴びながらヒントを出してくれるなど、やりたい放題ですが逆に言えばエンタメミステリのコードを使いこなしているともいえます。なお、犯人が豹変してちょっと爬虫類っぽくなったりもします。

ラストは大概ですが、軽めの推理ものマンガとして良質。

小畑先生はミステリ系3作目となり、だいぶ絵柄も変わってきました。最近ロリッ子を描くことに完全に目覚めてしまった気配を感じます。

原作者の榎先生はおそらく新人の漫画家で、余白欄に乗ってるネームを見る限り絵もうまいです。大場つぐみ先生だという説もありますが、どうでしょうね。ちょっとノリが違うような気もしますが……。

監禁探偵(原作:我孫子武丸 漫画:西崎泰正)

1巻完結のちょっと変わった「安楽椅子」ミステリ。2巻もありますが、話はそれぞれ独立しています。
最初にコレ読んだ時はその意表をつく設定にびっくりしました。「掴み」ってこういうことかと思ったものですが、通して読むとかなりスタンダードな構造のミステリで、端正な印象すらあります。

第2話”監禁”(1巻収録)より

その道のプロの作品らしく、パンチ力こそ低いものの、一巻ものとしての完成度は高水準。状況の変化と推理を立て続けに積み重ね、読者の興味を切らさせません。

我孫子先生はキャリアの長い推理小説作家ですが、漫画化やゲーム化ありきで多くの原作を引き受けている珍しい推理作家です。ご存知「かまいたちの夜」のシナリオライターでもあります。本作も2013年に映画化され、その後原作者自ら小説版を手がけ、結果的にメディアミックスな作品となりました。
ついでに宣伝しておくと、僕がミステリ小説を国内で10作選ぶ場合、我孫子先生の「探偵映画」は確実に入ります。

人形はこたつで推理する(原作:我孫子武丸 漫画:河内実加)

若手にして熟練の技を持つ腹話術師・朝永嘉夫。ただし彼の操る人形・鞠小路鞠夫は、彼自身にもコントロールできない別人格でもある。
幼稚園の保母さん妹尾睦月(通称おむつ)と嘉夫・鞠夫が難事件を次々と解決する、我孫子武丸初期連作短編集のコミカライズ。絵は割と少女マンガですが、ミステリのコミカライズとしてはかなり成功してる部類だと思います。

FILE1″人形はこたつで推理する”(1巻収録)より

元々原作が面白いので、骨格のしっかりしたユーモアミステリが読みたい漫画好きの諸兄にもお薦め。

ちなみに「あやつり左近」よりだいぶ前の作品。あっちと違ってこちらは人形のほうが探偵役で、そのぶん普通の青年の中に異様なものが潜んでいるという不気味さも強調されています。
原作小説でマンガの後の話を読むことができますので、漫画化されてない事件(およびふたりの関係の進展)を見たい方はそちらもどうぞ。

十角館の殺人(原作:綾辻行人 漫画:清原紘)

孤島・角島――K**大学推理小説研究会の一行は、鬼才・中村青司が遺した建築、「十角館」を訪れる。ただの悪趣味な観光旅行に過ぎなかったそれは、メンバーの中で息を潜める殺人者によって、閉鎖空間の連続殺人事件へと塗りかえられていく。一方、本土でも過去の事件を洗う推理合戦が繰り広げられていくが、一見無関係なふたつの視点はやがてひとつの点へと収束していき――「新本格」の嚆矢を放った名作、30年越しのコミカライズ。

#1(1巻収録)より

清原先生は「Another」のコミカライズもされた方。詳しく言うとネタバレに近くなるので自粛しますが、難しい原作をぬけぬけ堂々とした手際で見事に調理しています。ちょっと刊行ペースがゆっくりですが、せっかくなので原作未読の方はどうぞそのまま、きたるべき驚愕を震えて待とう!


僕は小説の文字から情景を想像する味わいも好きですし、どっちが優れているというものでもないですけどね。年代が2018年になってたりコナン君が女の子だったり、ちょいちょい改変はされてるようです。犯人の動機も変更されてそうな雰囲気ですが、たしかにアレを今やるとちょっと古く感じてしまうのかも。

試し読み アフタヌーン公式サイト

月館の殺人(原作:綾辻行人 漫画:佐々木倫子)

舞台は鉄道マニアばかりが集う夜行列車〈幻夜〉――ユルい作風の佐々木先生と新本格の立役者綾辻先生のコラボですが、(予想に反して)骨太なミステリドラマとなっています。上下巻で完結。
佐々木先生らしいギャグテイストで話を進めつつ、のっけから「鉄道に乗ったことがない女子高生」とかいう無茶な設定をブッコんでくるあたりは実に綾辻先生。

第3話”相続の条件”(上巻収録)より

概ね殺人犯を推理するフーダニットですが、メイントリックとしてこのマンガにはある「仕掛け」があり、解明に必要な手がかりは露骨な形で読者に提示されています。

かなり無茶してますがフェアといえばフェア。ぜひ注意深く観察し、真相解明に挑戦してみてほしいです。タイムリミットは上巻の終わりぐらいまで。

蜜の島(小池ノクト)

昭和22年、戦地での遺言に従い、復員兵の南雲佳哉は友人の遺児貴船ミツとともに南海の孤島石津島を目指すことになった。行きがかり上不遜な態度の役人・瀬里沢とともに辿り着いた島は、善良でのどかな人々が暮らす牧歌的な島に見えた。人懐こい彼らに教えられた家で、南雲とミツはあるものを目にし、一気に島の怪異へと引きずり込まれていくことになる――
タイトルからちょっとエッチなやつかな? とか思ったりしたんですが、いやそういう要素も少しあるんですがそこはメインではなく、素朴で因習深い閉鎖環境の孤島で巻き起こる殺人事件の謎を描く民俗ミステリです。

第十八話”唄”(3巻収録)より

全4巻で完結ですが、これは最終巻の絵解きが非常に面白かったです。島全体の謎と事件がリンクしていて、あーそういうことか! という。


小池先生は道尾秀介先生のコミカライズなんかもされてますが、相当ミステリお好きな方なんだと思います。再読してみるとちょっとした描写にも多くの伏線や布石が張り巡らされていて、よく練り上げられたシナリオに感心しました。オススメ!

試し読み モアイ

夢喰い探偵―宇都宮アイリの帰還―(義元ゆういち)

駅前にある「くにや書房」の一人息子、国谷一力にはあるほろ苦い思い出があった。幼い頃に出会った、身体の弱いミステリ好きの女の子との友情(あるいはほのかな恋)と突然の別れ、そしてある約束――しかし彼女は帰ってきた。唐突に、パワーアップして、ふたりで見た夢を「食べ」ることで生き永らえながら。

第1話”アイリの帰還”(1巻収録)より

いわゆる「隠れた名作」です。全3巻と短めですがエピソードはそれぞれよくできていて、トリックだけに頼らないストーリーとしての面白さがしっかりしています。


推理マンガの王道を行く「絵の中にヒントがある」演出は露骨で挑発的。ありふれた感のある学園ミステリでありつつも危うい主人公の存在がユニークさを発揮しています。なんか面白いミステリないかなと中毒気味の方、ぜひお試しを。

試し読み 講談社コミックプラス

本格以外のミステリ

部分的に本格を含むこともありますが、「謎」を推進力にしつつもトリックなどは絡まないもの、「謎」そのものの解明を目的としないもの、手がかりから解答を読者が指摘することが不可能な(あるいは過度に専門的な知識を要求される)もの、超現実的な要素を含み解答が最初からわかっているもの、社会派要素を前面に押し出しミステリを舞台装置に使うもの、探偵役のキャラクター性を前面に押し出しアクションを多用するものなど、本格とはちがうアプローチを主眼とするミステリ作品も多くあります。

ミステリと言う勿れ(田村由美)

カレーの作成中に突然殺人容疑で任意出頭を求められた青年・久能整(ととのう)。知人に対する殺人容疑がかけられた彼は、その異様なまでの詭弁・能弁家ぶりで居並ぶ刑事たちの個人的問題に口を挟み、自分に降りかかった冤罪に対して一風変わった抵抗を始める。そして最後に彼が見出す事件の解決は、「ミステリ」というジャンルへの強烈なアンチテーゼそのものだった――天然パーマが密室で喋り倒す、田村由美が送る魅力たっぷりの哲学風ミステリ。

7seeds終わった後にこれ出してくるんだから手がつけられない。絶対面白いんだろうなあ……と思いつつ先が気になるのはわかり切っているので、なるべく貯めてから読もうと思ってたんですが、我慢できず読んだら案の定既刊全部一息に読まされました。

安全圏ならこうした持論をぶてる人はいますが、バスジャックとかされても言いたいことを言えるクソ度胸はさすが主人公。田村先生の監禁劇や閉鎖空間での議論を扱った作品は昔から面白かったんですが、こういう着眼点や論理処理の面白さは以前はそれほど前面に出ておらず、新たな武器で容赦なく襲い掛かってくるので旧来のファンにも新発見の作品です。

試し読み 月刊flowers公式サイト

遺書、公開。(陽東太郎)

彼女はなぜこれを遺したんだろう。誰からも好かれていたクラスメイトの死――そして葬儀を終え、少し落ち着きを取り戻したはずの教室には、彼女からクラス全員へ宛てた遺書が置かれていた。彼女が死を選んだ理由を知りたい生徒たちは、ひとりずつ彼女の遺書をクラス全員の前で「公開」することを決める。それは一見みんなへの感謝を綴ったように見える遺書だったが――謎が謎を呼ぶ「閉鎖空間」ミステリ。

第2話”公開”(1巻収録)より

第1話の完璧な構成、2話以降の期待を裏切らない盛り上がりとドロッドロぶりが好み。発表のたびに何かしら新事実が浮かび上がり、重要なポイントやクラスメイトの人間性が少しずつ解明されていくので飽きがきません。むしろ「次は何が飛び出す?」というワクワク感があります。


話の流れとして、遺書をひとりずつ読み上げるという展開は割と自然だと思います。友人が自殺した中学生としての儀式的行為というか、全員分コピーして廻し読みというのはあまりに事務的過ぎて拒否反応出るんじゃないでしょうか。

試し読み ガンガンジョーカー公式サイト

探偵ゼノと7つの殺人密室(原作:七月鏡一 漫画:杉山鉄兵)

記憶を失い、しかし超人的な頭脳を持つ謎の探偵・ゼノ。余人には解決不能の難事件を次々と解決へ導き、その名を轟かせる彼にとある有名建築家から突き付けられた挑戦状。完全犯罪のために作られた7つの建造物、そこで巻き起こる7つの密室殺人――否、殺人密室の謎を解き明かせというものだった。用意された完全犯罪とゼノや助手の過去、多くの謎が魅力の超本格密室ミステリ。

第1室”スタジアムの殺人”(1巻収録)より

なぜ「超本格」なのかというと、一般的な知識では解けない問題が多いからです。東野圭吾先生のガリレオシリーズとまでは言わないまでも近い部分がある。しかしひとつひとつのトリックは(どっかで見たようなのもありますが)よく考えられていて、タイトルを裏切らない不可能興味があり、館と館の間に箸休め的な密室以外の謎もさしはさまれる贅沢なミステリ漫画です。




というか館もので密室殺人という設定で既にパブロフの犬のようにテンション上がってしまうので、読み始めてる時点で結構楽しくなっちゃってたりもします。最後はちょっと急ぎ足ですが、7つの密室を描き切って全8巻で完結。

試し読み 小学館eコミックストア

兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿(木々津克久)

チャンピオン系ではほとんどミステリは見ませんが、木々津先生はそういったテイストを持っていて、「名探偵マーニー」という日常の謎系の作品を連載した後、今度は殺人事件の出てくるこの作品を発表されました。




主人公はマーニーに引き続き女子高生、彼女のもとに行方不明になった兄が白骨の幽霊となって現れ、この世ならざるものを見る力を得た彼女と兄が、「悪意」や「不運」に憑りつかれた人間たちの巻き起こす事件を解決していくことになる……といったあらすじ。
意表をつくものもありますがトリックはそれほど凝ったものではなく、ホラーあり人情味ありのごった煮系ミステリ風の何か、といった味わいでしょうか。

木々津先生はちょっと現実離れした設定のほうが筆が乗る傾向がある気がしますが、僕がマーニーよりこっちが好きなのは、全体を貫く明確な謎の有無(兄に何が起きたのか?)も大きいと思います。

試し読み 秋田書店公式サイト

賭博覇王伝 零(福本伸行)

俗称「きれいなカイジ」。仲間たちと義賊として活動する頭脳優秀な謎の少年「零」が、とあることから日本一の資産家在全無量に目をつけられ、命や大金を賭けた王への試験に参加していくことになるという流れです。

創作ゲームカテゴリに入れても良かったんですけど、あっちにはきれいじゃないほうのカイジもいるのであえてこっちに持ってきました。

他の福本作品に比べてテンポが良く、展開が比較的早いのが特徴。過去作の失敗からそういう風にしてるのだそうです。

ミステリ要素が高いのは「ギャン鬼編」5巻からの暗号解読。あんま褒めてる人見ませんが僕は結構好きです。無印も割と暗号解読、クイズが多い印象があります。

外天楼(石黒正数)

石黒先生の中でもかなりの異色作。ミステリ雑誌「メフィスト」に連載されていたということで、探偵脳全開でのっけから展開していきますが、ノリはいつも通り明るく、馬鹿馬鹿しい感じの連作短編。
……と思いきや、中盤から徐々に作風が歪になってくるのですが……。


石黒先生がかなりミステリ好きだというのは「それでも町は廻っている」のあれやこれやでわかっていましたが、まさかのメフィストデビューということで当時意気込んで読んだ思い出があります。個人的な感想は「もっと変なの描くと思ってた」でした。
ミステリ雑誌に掲載されるレベルのマンガということで、お好きな方はぜひどうぞ。ちょっとダークな石黒先生が楽しめます。

山羊座の友人(原作:乙一 漫画:ミヨカワ将)

物語は過去に起きたいくつかの自殺についてのモノローグから始まる。風の通り道となっている主人公の家には様々な物体、不可解なもの、不思議なものが多く飛来し、その日は日付が未来の新聞記事が届いていた。
なんの気なしに目を通したそれが、ある出来事をきっかけに重要な意味を持ち始め……。

第二話より


単刊系のミステリマンガは結構多いですね。こちらは元の短編(「メアリー・スーを殺して」に収録)がちゃんとあって、それを漫画化したという作品です。「少年ジャンプ+」で2014~2015年連載、全1巻で完結
乙一先生は「夏と花火と私の死体」がジャンプ小説大賞を獲ってデビューされたので、その縁もあるのかもしれません。当時「この若さでサスペンスの技法を完全に使いこなしている」と激賞されてたのをなんか覚えてます。
元が短編だけあって、きれいに一巻に収まります。乙一先生は結構エグい作品を書く印象が強いんですが特にそういうこともなく、読後に余韻を残す良質な青春ミステリです。

試し読み 少年ジャンプ公式サイト

11人いる!(萩尾望都)

宇宙大学入学試験、最終試験は孤立した宇宙船の中で53日を過ごすこと。10人の受験者たちは宇宙空間を泳ぎ、目的地へと辿り着いた。いざ試験を始めようとした彼らはこれから一緒に過ごすライバルたちを見渡し、ある不可解な事実に気付く。

――ひとり多い。11人いる!




「侵入者」が誰なのかを彼らが密室で膝を寄せ合い、ああだこうだと推理し合うような話――ではありませんが、閉ざされた環境内で協力して課題にあたりながら、次第に疑心暗鬼が深まっていく様は古典的なミステリ的な興趣があります。
最終的に「誰が侵入者だったのか」は解明されますが、なぜその人物が紛れ込んでいたのかという理由に無理がなく、納得がいくものであるということは強調しておきたいと思います。不可解な状況を提出することは比較的簡単ですが、それに対応するホワイの部分がしっかりしていると完成度が抜きんでて高くなるという好例です。

全1巻で完結。初期のみ続編は別冊でしたが、現在手に入る文庫版等では本編、続編、ギャグテイストのショートショート集が全て収録されています。

超嗅覚探偵NEZ(那州雪絵)

警察官の神保は、異常な嗅覚を持つかつてのクラスメイト・松下操と再会する。今はペット探偵を営む松下だが、神保の働きかけで事件に協力することになると、難事件を次々に解決へ導く恐るべき働きを見せることになる。

松下自身は嫌悪するその能力に対し、周囲の人間たちは好奇の目を向け、あるいは利用しようと近付いてくるのだが――

「ここはグリーンウッド」で名をはせた那州先生ですが、スポーツ・SF・ファンタジーと多彩な作品をものする器用な方で、ミステリ仕立てのこの作品でもチートな能力の主人公をうまく操縦し、実に多彩な展開を用意してくれています。

発生する事件にはヘビーなものが多く、精神的に打たれ弱い松下は、自分が解明した真相にうちのめされることも珍しくありません。しかしそれでいて湿っぽくも暗くもならないこの独特のバランス感覚が、那州先生の一番の魅力だと個人的に思います。

棺探偵D&W(光永康則)

青樹十郎は血の臭いを嗅ぎつける。「死体発見機」と呼ばれる彼は、今日も謎多き友人・嘉村ヒサトに自分が見たものを伝える。夜の世界の住人であるヒサトが真相を暴き、犯人を闇から闇へと葬っているとも知らずに……吸血鬼が安楽椅子探偵を務める、光永康則流変則ホラー・ミステリ。

Case.02(1巻収録)より

率直に言ってミステリとしての納得度は低い話が多いです。それよりもホラー成分が強く出た話が印象に残ってて、1巻のCase3など非常にブラックで好み。血腥い後味が癖になります。

普通のミステリなら必要な「事件に介入する理由」「証拠固め」などをオカルトでさっと処理しているので、ある意味ミステリの謎解き部分だけ抽出したような軽快さがあります。2012年から不定期連載、2014年に2巻が発売され以後中断。

試し読み 少年画報社公式サイト

トレース 科捜研法医研究員の追想(古賀慶)

かつて家族を殺人事件により失った過去を持つ真野礼二と、新たに科捜研に勤めることになった沢口ノンナ。このふたりを主な主人公として物語は展開する。
現場や凶器を執拗に調査することで、ただ真相を炙り出そうとする真野。「誰の言葉も信用しない」「鑑定結果こそが真実だ」という彼には、過去の事件にまつわるある思惑があった。

なんと作者が科捜研出身。なのでディティールはおそらくかなり忠実、ルミノール検査ひとつとっても知らないことが結構描いてありました。研究員や警察官の私生活、組織構造なども描かれていて大変タメになります。


もちろんマンガとしても面白い。きれいにまとまった各個の事件と並行して、さまざまなピースが不規則にちりばめられ、「何か起こる」感を濃厚に発散しつつストーリーは進みます。「月刊コミックゼノン」で2016年~連載。

試し読み マンガほっと

SWWEEET(青山景)

気弱な少年ススムと、幼馴染のさくら。そして鏡の中にだけ現れる、ススムの双子の少年・ツトム――暴力的な苛めの描写、何を考えているのかわからないさくらの言葉を通して、ススムとさくらが「壊れている」ことが、薄皮を剥ぐように明かされていく。

ツトムを含む三人に、かつて何が起きたのか? 物語を貫く謎はシンプルで、謎の解明とともに物語は終わります――いや、本当に終わったのか、そもそも始まっていたのか?

かなり評価が分かれるであろう、不気味な雰囲気を持つ漫画です。「万人におすすめ」とは言えません。襟首を引くようにグイグイ引き摺り込む序盤のストーリー展開と、漫画の特性を生かした最後の数ページにはかなり強烈なインパクトを受けました。

全2巻と短め。仮にもうちょっと尺があって肉付けをされていたとすれば、また大分違った印象になりそうな作品です。

試し読み 小学館eコミックストア

生存 LifE(原作:福本伸行 漫画:かわぐちかいじ)

肝臓癌により余命半年を告げられ、自ら死を選ぼうとしている武田の元にかかってきた一本の電話。それは14年前に行方不明になった娘の遺体が発見されたという報せだった――
15年の時効(1999年当時)と自らの死期というふたつのタイムリミットに追われながら、彼は過去の事件の犯人を捜し始める。

アッパーズKC版1巻より

手がかりが提示され、それがまた次の手がかりへと繋がっていくテンポは軽快で、純全たる捜査ものとしてとても面白いと思います。

ほとんど不可能事のような捜査をある程度リアリティを持って描く展開が見事です。死病に侵された男が最後の仕事に臨むというストーリーラインも黒澤明の「生きる」ライクでエモい。娘の行動が不自然なのが玉に瑕。
1999年~2000年「ヤングマガジンアッパーズ」で連載、アッパーズKC版で全3巻で完結。他に文庫版(全1巻)、新装版(全2巻)があります。

試し読み eBookJapan

嘘解きレトリック(都戸利津)

なんも知らずに読みましたが面白くてびっくりしました。
他人の嘘を聞き分ける能力を持つ少女・浦部鹿乃子と、圧倒的な観察力と口車を持つ探偵・祝左右馬が出会い、様々な事件に巻き込まれていく超能力系変格ミステリです。

誰が嘘つきか最初からわかっている状態で、いかに周りの人間にそれを納得させるか? という左右馬のハッタリっぷりがなかなか凄い。ちゃんと説得力があります。

時代設定は昭和初年。大仰な事件もありますが、大したことの起こらないエピソードもしっかり構成されてて楽しいです。18話とか好きですね。

「なぜ調査をしないといけないのか」「なぜそんな行動をとったのか」といった動機面も違和感がなく、小説で発表されてもある程度の人気を獲得した作品だと思います。恋愛要素は控えめ。

試し読み 白泉社公式サイト

浜村渚の計算ノート(原作:青柳碧人 漫画:モトエ恵介)

「事実を重視し、人の心を伸ばさない」として、理系科目と少年犯罪の増加が関連するとされる世界――
反旗を翻した数学テロ組織が用意する難問に立ち向かうことができるのは、秘かに敷衍された洗脳ソフトを見ておらず、数学に天才的な能力を発揮する中学2年生の浜村渚しかいない! という恐ろしく強引な設定でスタートする数学ライトミステリ
渚ちゃんぬぼ~っとしてますが、読んでると段々かわいく見えてくるので不思議。

原作未読。クイズ的な問題が多く、数学の面白いエピソードや概念の説明(割とわかりやすい)がちょいちょい挟まれますが、専門的になり過ぎずあくまでもライト。

提示した問題が後のストーリーで生きてくる構成が上手く、解決方法も気の利いたものが多いです。全10巻、「続きは小説で」みたいな感じで完結。

島耕作の事件簿(原作:樹林伸 漫画:弘兼憲史)

誰もが景気の泡の中で狂っていた90年代初頭、キバヤシ先生が人類は滅亡するんだよ! とか叫んでた時代……。

課長時代の島耕作はある日バーで女と知り合い、一夜のアバンチュールを経て翌朝ベッドで目を覚まし――自分のネクタイで首を絞められた女の死体を発見する。
そういえば、昨夜女に首を絞めてくれと頼まれた気がする。いや、しかし、まさか……!?


ちょっとしたトリックもありますが、どちらかというと社会派ミステリ的な味付け(まあ、素材も素材ですし)。動機の処理やじわじわとサスペンスが盛り上がるあたりはさすがで、なんだかんだキバヤシ先生はすげーなと改めて思います。
原作は言わずもがな「金田一少年」の原作者。セルフパロディ的な作品なのかと思いきやしっかり「島耕作」の世界観でミステリをやっていて普通に楽しめました。

というかこの世界観と殺人事件が微妙にミスマッチで、日常の中で突然死体が現れるショックみたいなのが逆にリアルに表現されています。一冊完結ですが「ちゃんとしたものを読んだ」感ありますので、島耕作ファンも失望はしないかと。

試し読み モアイ

羊の木(原作:山上たつひこ 漫画:いがらしみきお)

国の極秘更正プロジェクトとして、殺人を含む11人の元凶悪犯を受け入れることになった魚深市。特殊な教育により「更生」した彼らはそれぞれ整形され名前を変え、地域社会へと溶け込んでいく――はずだった。
次第に連絡を取り合うようになる受刑者たち、その過去を嗅ぎ回る記者、顔を隠す奇祭の開催、かいま見える暴力性、さらにプロジェクト自体にも不審な点が? ――増殖する謎と常駐するサスペンスで読者を惹きつけ続ける閉鎖型サスペンスミステリの傑作。

第18話増殖-6-“(3巻収録)より

キャラがみなリアルな不気味さがあって面白い。説明描写の適切な配置で混乱させない手腕もさすが。世界観は山上先生的で、キャラクターにいがらし先生の持ち味が出ている印象です。


巻末に読み応えのある山上先生の短編小説の他、原作/作画が交代した4コマが付いてたりしますが恐ろしくシュールなシロモノでした。いがらし先生は大野がお気に入りなんですかね。
「イブニング」で2011~2014年連載、全5巻で完結。2018年実写映画化。

試し読み 講談社コミックプラス

テセウスの船(東元俊哉)

大量殺人犯の息子として、それでもまっとうに成長し、妻を得た田村心。彼は我が子の未来のために、負の連鎖を断ち切るべく事件の真相を探り始める。しかし現場の北海道・音臼村にたどり着くや否や、周囲は霧に囲まれ、彼は事件直前の1989年にタイムスリップしていた――

第3話”交わせない握手”(1巻収録)より

加害者家族ものかと思いきや割とすぐタイムトラベルミステリになります。北海道だったり小学校だったりやたら「僕だけがいない街」と共通点が多いですが、こっちのほうがリアル寄り。あっちはリープでこっちはトラベルだし。


行動すればするほど泥濘にハマっていく悪夢感、没入感は強い魅力。ノートの扱いはほんとさぁ……と思いました。タイムリープものらしいバディ展開もあり、暗いだけの作品ではなく逆転サスペンスものとしての熱さもあります。2020年1月よりドラマ化。

試し読み モアイ

安堂鍵乃子の暗号事件簿(関崎俊三)

女性教師への憧れを取り返しのつかないレベルでこじらせている大学1年生・片瀬大は、いきなり自分の家に張られた暗号文の謎を解くため、その道の専門家である准教授・安堂鍵乃子を紹介される。女っ気はまるでなく、論文に集中し力尽きて床で寝るが、暗号を前にすると誰よりも生き生きとする「暗号先生」に片瀬くんは段々と? 暗号専門ミステリ・ラブコメ。

CODE.01”暗号先生は解読したい(1巻収録)より

登場する暗号は汎用性・実用性が高いものが多く、普通の読者が解けるようなもの、つまりナゾトキ用の暗号ではないので注意。この「本格と見せかけてほぼ本格ではない」という作りは前作(「ああ探偵事務所」)からの伝統。
ただし、暗号を利用した展開に意外性があって読ませます。キャラクターも面白く、ホームズ役・ワトソン役どっちも変人で楽しい。

謎解くたびに見開きでコスプレグラビアページが入るセンスはまあ……口挟む筋合いもないですが、いるのかこれ。「ヤングエース」で2020年~連載。

試し読み ニコニコ静画

他にもこんなマンガで不可解な謎が読者を待ち受けています

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rokuro

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