奇跡も魔法もあるものの? 少女の夢が多くの亜流を産むおすすめ魔法少女マンガ

前書きなんて……わけがわからないよ

女児向けとしてスタートし、最近はダークファンタジーの一大ジャンルとしても花開いてしまった感のある魔法少女・魔女っ子系ジャンルカテゴリです。アニメが主戦場な印象ですが、調べてみると意外とマンガ原作が多いです。日本における魔法少女の祖先は赤塚不二夫の「ひみつのアッコちゃん」。
オーソドックスな魔法少女ものの特徴は①女の子が特徴的なコスチュームに変身すること②マスコットが登場すること③魔法を使って活躍すること④現代社会(魔法が一般的でない世界)が舞台であること。その他魔法のアイテムや口ずさみやすい呪文、決め台詞が登場することも多いです。変化球的な作品が多く(魔法を使えないことすらある)、①についても最近は男が魔法少女になったり老婆がなったりただ着替えただけだったり、変身後の姿も豚だったりコスプレした筋骨隆々の男性だったりするので、あまり深く考えず雰囲気で運用することにします。一応戦隊ヒーローとは(なるべく)区別するつもりです。

魔法少女にあこがれて(小野中彰大)

それは魔法少女が実在し、世界征服を目論む悪の組織と戦う街の物語。彼女たちに憧れるふつうの(※)女子中学生・柊うてなの背後に突如例のマスコット的生物ヴェナリータが現れ、彼女に変身能力と特別な力を授けてくれる。ただしそれは魔法少女ではなく、悪の女幹部として。
脅迫されて嫌々魔法少女と対決することになったうてなだったが、拘束した魔法少女を鞭で打ったりしているうちに、だんだん楽しくなってきてしまう。内なるSっ気に目覚めてしまった彼女に魔法少女たちは開発されてしまうのか……!?

魔法少女にあこがれて

Episode9(2巻収録)より

※彼女が本当にふつうの女子中学生かどうかについてはやや審議が必要で、中学生にしてだいぶ色んな属性持ち、しかも話数を重ねるにつれて役職が人を作るというか、完全に本職のノリになっていきます。
ちなみに「クミカのミカク」の作者さんですが、本性出してきた感じがしてとても良きです。ポンコツ系悪の女幹部が折檻されるとか、魔法少女が拘束されるとかすると心がぴょんぴょんする人は特におすすめ。

エロコメとしてはソフト。ギャグだけでなくバトルもテンション高くて楽しいです。ヴェナが裏でなんか画策してるっぽかったり、うてなの素質を見抜いていた素振りがあったりと、最近のダークな魔法少女ものっぽい布石もあって先が気になります。
「ストーリアダッシュ」で2019年~連載。

試し読み ストーリアダッシュ

間違った子を魔法少女にしてしまった(双龍)

人を食う怪物アタスンモから人類を救うべく人間界に派遣された謎生物「ミュ」は、たまたま通りがかった少女・真風羽華代に魔法少女の力を与える。しかし彼女は素行不良にして超暴力的、かつ変身しないでもアタスンモを殴り倒せる喧嘩無双でもあった。色々あってタイトル通りの結論に達する「ミュ」だったが、さらに彼女に敵対する別の魔法少女も登場し……。

間違った子を魔法少女にしてしまった

第29みゅ”なるほどわからん”(4巻収録)より

基本的なノリはヤンキー系ギャグ+バトル漫画です。勢いだけの作品かと思いきや、物語がちゃんと始まり、謎・ラブコメ・ギャグをテンポよく配置しつつ進展していくので一気読みさせられました。やたら美味そうに煙草吸うので、禁煙してる人は読まないほうが無難。


すべからく魔法少女パロディみたいなとこもあり、魔法のステッキで敵を殴り倒すとか、謎生物が口調を腕力で矯正されるとかそういう感じのギャグなのでやや人は選びます。華代さんが意外と複雑なキャラクターで、だんだん底知れない感じになっていくのも面白い。魔法少女ものを読んでる感じは全然しないです。

試し読み pixivコミック

マジカルロリポップ(くろは)

おもむろに謎の生物ねこざらしに声をかけられ、何の因果か魔法少女として人助けをすることになった福田いちご(13)およびその友人たち。もちろん彼女たちが魔法少女であることは秘密だ――なぜか。バレると恥ずかしいからである。女児向け題材で切れ味鋭いギャグを見せ、マスコットに容赦ない暴行を加える裏「帰宅部活動記録」的ギャグ漫画。

マジカルロリポップ

第1話”ガール・ミーツ・マジック”より

要するに同時連載したら別作品のほうが人気あったので日蔭者になったマンガ。詳しい経緯は作中のコラム読めばわかるので割愛。
別にクオリティ的には遜色なく、こちらでもくろは先生のファンキーなギャグが堪能できます。

「ガンガンONLINE」で2011~2014年連載+不定期掲載、全1巻で完結。個人的には帰宅部よりこっちのほうが印象強いです。

類似作 帰宅部活動記録(くろは)

試し読み コミックシーモア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする