(盤面を)読めば読むほど強くなる。囲碁・将棋・チェス系ボードゲームおすすめマンガ

定跡そこのけ新手が通る

アナログゲームカテゴリは別にあるんですが、その中でも盤と駒を使ったボードゲームを扱うカテゴリがこちらとなります。主に囲碁将棋。オセロなんかもこっちでいいかなと思いますが、ボードを使ったTRPG、「放課後さいころ倶楽部」的な作品はアナログゲーで扱います。

【オススメ】3月のライオン(羽海野チカ)

歴代5人目の中学生プロとしてデビューし、棋界で将来を嘱望される桐山零。しかし彼は両親を早くに亡くし、引き取られた家でも居場所を失い、六月町で一人暮らしを始めたばかりの孤独なひとりの少年でもあった。そんな彼はひょんなことから橋を渡った三月町に住む三姉妹と出会い、彼女たちの元で少しずつ心の欠落を埋めながら、学校で、あるいは将棋会館で、少しずつ自分の居場所を見出していく。

3月のライオン

Chapter.74″白い嵐②”(8巻収録)より

零は孤立っぷりや痛々しい幼少期が強調されますが、スペックと環境だけ見ると完全に勝ち組という難しい主人公で、そんな彼の成長がメインテーマのヒューマンドラマ。
将棋関係ない話のほうが印象が強く、5~7巻の熱湯と冷水を交互に浴びるような強烈さが一番記憶に残っています。


「ヤングアニマル」で2007年~連載。スピンオフとして会長を主人公にした「3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代」(西川秀明、全10巻)が存在します(キャラも共通せず、ほぼ別物)。
監修は棋士の先崎学先生。矢崎仁司監督に「三月のライオン」という映画がありますが、本作と直接的な関連はありません。

試し読み 白泉社特設サイト

それでも歩は寄せてくる(山本崇一朗)

たったふたりの将棋部で、差し向かい駒を争う田中歩と八乙女うるし。「一局勝つまで告白しない」と決意している歩だったが、つい口をつく本心にうるしは始終ドギマギしっぱなし……ラブコメ界の鬼殺しが放つ盤外戦ラブコメ。

早急に爆発すればいいんでない? という感じ。山本先生は「女の子を可愛く描く」「男女のニヤニヤできるやりとりを描く」実力は折り紙付き。高木さんとちがい、こちらでは照れてる女の子がたくさん拝見できるのも嬉しいところ(?)。


ただ将棋マンガっぽさはあんまないです。元は山本先生の「将棋のやつ」というtwitterマンガで、好評を受けて「週刊少年マガジン」で2019年~連載。

試し読み 講談社コミックプラス

碁娘伝(諸星大二郎)

妖怪に耳を切り落とされると噂の朽ちた館に、今日も噂を聞きつけたひとりの男が訪れる。そこで待ち受けるのは謎めいた美女――剣と碁で武辺者を翻弄する美女の活躍を描いた古代中国活劇。

碁娘伝

第1話”碁娘伝”より

諸星先生にしては珍しくすべて溶けて終わったりせず、碁の解説をしながらアクションも魅せる正統派エンタメ作品。ゲームの理屈を剣劇に応用したりする展開はこのマンガならではで見せ場盛りだくさん、かなり難しいことをしれっとやり遂げてる作品です。碁盤の展開は結構適当らしいですが。

一冊ものとして味のある佳品ですが、知名度低め。マニアックな作品ではあります。
全4話の連作短編集で、「月刊コミコミ」「漫画アクション」「月刊コミックトムプラス」で1985~2001年飛び飛びに掲載、2016年発売のスペシャルセレクションでは描き下ろしを追加。全1巻で完結

類似作 西遊妖猿伝(諸星大二郎)

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