お色気だけでなく、たしかな面白さも兼ね備えるおすすめエロコメマンガたち

「お色気コメディはあまり読まない」……そんな風に考えていた時期が俺にもありました

というか今でも自分ではそのつもりなんですけど、気が付くと結構読んでるなと。
エロコメというネーミングの初出は「サルでも描けるまんが教室」。80年代にえびはら武司、みやすのんき、遊人、上村純子、永井豪などの諸作品がヒットしたことで「売れるマンガ」としての地位を確立し、現在でも膨大な量が日々世に送り出されています。
ただうちのサイト的には、基本「エロいから」「女の子がかわいいから」という理由だけではマンガを紹介しないです。それだけだと面白くないからです。エロい上にしかも王道とか、ギャグ漫画として面白いとか、そういうのあると素敵やん? ということですね。
他にカテゴリだとハーレムとかおねショタとかあるのでお好みの方はどうぞ。

【オススメ】君は淫らな僕の女王(原作:岡本倫 漫画:横槍メンゴ)

努力の末に再会した初恋の少女、学園一の美少女の川奈昴は遠い存在になっていた。傷心の斉藤アキラは思いつきで「裏の神様」に祈りをささげ、それによってふたりの部屋はドアを挟んで繋がれ、なんの前触れもなく同棲生活が始まってしまう。しかもその代償に、昴は一日1時間自制心を奪われることに……。

君は淫らな僕の女王

第4話(1巻収録)より

このサイトを作った時に1冊完結で紹介する予定の作品だったんですが、なんかちょうどそのタイミングで2巻が出て「えっ」となったマンガ。1巻が2013年、2巻が2017年に出て完結しました。エロコメ全体でこれよりおすすめの作品が出るかどうか。


ラブコメとしても一級品で、かつエロいかどうかで言うと大概エロいです。このヒロインは一度専門家のケアを受けたほうがいいかもしれないですね。岡本先生の原作に対してメンゴ先生があとがきでカマトトぶってますが、ノリノリで描くもの描いててさすがです。

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なんでここに先生が!?(蘇募ロウ)

「鬼の児嶋」として恐れられるおっかない美人女性教師・児嶋加奈。主人公の佐藤くんは、トイレだの温泉だのコインランドリーだのに出向くたび、どういうわけか彼女と遭遇し、(自主規制)なハプニングに騒動してしまう……! といういわゆるエロコメです。もともと1冊完結に置いてたんですが、人気が高く毎回ちがうヒロインで4巻とか5巻とか続いちゃったので移動の必要にかられ、ほぼこの作品のためにこのカテゴリ作ったようなものです。

話自体はしょうもないんですがオチが毎回ちゃんとつき、「僕は女体が目当てではなく、コメディとしてこの作品を評価しているのさ!」とか言いたい人も安心の出来栄え。

まあ僕は普通に女体が目当てで読みましたが、そういう人も納得のシロモノとなっております。面白いとは思ったけど、まさかここまで続くとは。

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【オススメ】不徳のギルド(河添太一)

若干20歳にして既に優秀なガードとなり、街と人々の安全に大きく貢献するハンターのキルク・マダン。しかし彼は気付いてしまった――同年代の若者たちは大学で女性たちを日々ハントしていて、そいつらを護る自分には青春らしい青春などなかったと。
かくして失った青春を取り戻すべく退職を希望するキルクだったが、後任を任せたい新人たちはなぜかみんな10代の女子で、それぞれの欠点を補いあうどころか相乗効果を発揮し、トラブルに毎回のように巻き込まれる――徐々に過激さを増していくファンタジーエロコメ。

エロ、コメ、どちらもしっかりした良品。ラブコメ要素もなくはないですが基本魔物に襲われる女の子を紳士的に眺めるマンガで、ガンガンもここまで来ちゃったかという感じ。全編明るいノリで笑わせてくれます。

他にろくな人材がいなくて仕事辞めたいけど辞められない、みたいな主人公の気苦労がリアルですが、動機から考えるとこれならこれで辞める必要ないような気もします。

試し読み ガンガンNET

ちょろこいぞ!休刊さん(大見武士)

とある田舎のエロ本自販機で一冊のエロ漫画雑誌を購入したとある少年。開くと白紙のページに騙されたと苦笑する彼だったが、目の前には雑誌から抜け出したひとりの女の子が立っていた――ドジっ娘属性持ちで動揺すると「ピタゴラブスイッチ」が発動する、おそろしくチョロい彼女との同棲生活を描くエロコメ。

ちょろこいぞ!休刊さん

第2話”恋人したいぞ!休刊さん”より

なんですが地味に上手い。布石を張ってストーリーを誘導しきれいに回収するみたいなのがしっかりしていて、各話ちゃんとした起承転結があり感心しました。キャラクターの動機も自然。これを援用するだけでいくつでも話が作れそうな明快な「型」があります。

終わり方もいい感じでした。大手を振って友人にお勧めできるような内容ではないですが、普通に読んでて勉強になります。サービスシーンも充実の仕上がりで、このへんはまあ多少不自然でも気にならないというか、誰も気にしないというか……。
「月刊ヤングキングアワーズGH」で2017年連載、全1巻で完結。

試し読み BookLive

弦斬サンの命令は絶! 対!!(さいだ一明)

抜群の運動神経と端整な顔立ち、学校一のモテ男にして変質者としても一流の素質を持つ燈川慎一郎。夕暮れの教室で弦斬夏果のブルマを発見したことからあらぬ行為に発展し、無事目撃された彼は弱みを握られ弦斬さんの言いなりになることに。――だがそこに第三の女子が参入し、事態はよりおかしな方向へ。エロとサスペンスとギャグが階層構造をなす怪作。

話自体は迷走しまくりで、燈川クンが瞬間瞬間見せる変質者としてのブレーキの壊れ方の一点で推す作品です。どうせならもっと主人公はイケメンのほうがひどい絵面になったかも。さいだー先生は18禁畑の方のようで躊躇がなく、むしろ踏まないでいいところでアクセル全開にしてきて、ガードレールごと崖下へダイブする墜落感が楽しめます。

読者サービスもやり過ぎで女性が読むとドン引きすること請け合い。せめてもっと普通のラブコメっぽくなればまだしも、最後までコレだと本当に男性にしかおすすめできない。ただ終わり方は思いがけぬ伏線回収があり、なるほどなーと思いました。全2巻で完結。

試し読み ニコニコ静画

貞操逆転世界(原作:天原 漫画:万太郎)

原因不明の高熱に浮かされ、目を覚ますと世界がおかしい。女は男の前で平気で下着姿になり、猥談に花を咲かせる。ビールの広告では半裸の男がジョッキをかかげ、下着売り場は男ものばかり――「異常な世界」のフィルターで現実世界の不自然さを笑い飛ばす常識反転コメディ。

貞操逆転世界

第6話(1巻収録)より

フェミ論とかでよくある「これを男女逆に置き換えると」をひたすらやるマンガ。頻繁に頭の中で男女を変換する必要があるので、読んでて地味に疲れます。

序盤は下ネタ多めの日常系ですが、読み進めるとだんだん一線を越えてくるあたりは安定のヴァルキリー。この世界のヴァルキリーはムサ苦しそうみたいなアオリが一話についてて心から同意です。
天原先生作画の同名同人作品(18禁)が元々あり、そちらをなぞる展開も用意されています。
「コミックヴァルキリー」Web版で2016年~連載。

試し読み コミックヴァルキリー

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