読めば飲まずにいられない! アルコール・酒飲みマンガの享楽と(翌日の)悔恨の宴

ゲロッパ!

ここで紹介しているマンガは別に18禁ではないですが、夢と希望、そして二日酔いのない明日がある未成年にはまだ早いかもしれないです。

酒飲み、酔っ払い、アル中が多数登場する、アルコール系マンガを取り扱うコーナーです。ムーディなジャズの流れるおしゃれバーからおっさんと女子がタメ口で愚痴を吐き合う下町情緒あふれるやつまで、酒が絡んでればなんでもよし。感染力が全体的に高いので、予め酒とツマミを準備してから取り掛かることを強くおすすめ致します。

【オススメ】ワカコ酒(新久千映)

酒飲みの味覚を持つ以外はごく普通のOL、村崎ワカコ26歳。今日もひとりで飲み屋に現れ、あれこれ考えながらつまみとお酒のベストマッチを噛みしめる、「おひとりさま」系呑みすけ女子マンガの金字塔。

定番ですが、居酒屋訪問マンガでなんかひとつということならこれですかね。ワカコは酒とツマミが好き過ぎてこだわりが強く、他の人と相入れない部分があることもわかっているので、ひとりで好きなものを頼み黙々と酒を飲みます。それでなぜ人気作になるかというとその姿が実に楽しそうで、自分も飲みに行きたいと思わせる力があるからなわけで、実際これに影響されてひとりで飲みに行くようになった、という人もちょいちょいいるらしいです。

要は酒版「孤独のグルメ」。呑み系マンガはどうしても蘊蓄多めになる傾向がありますが、この作品は情報量を抑えることで、ひとりで飲む静かな時間の魅力を結果的に再現してる気がします。

試し読み コミックぜにょん

アイドランク(原作:宮場弥二郎 漫画:さきしまえのき)

アイドルグループ「アイドランク」のリーダーを務める(公称)19歳のセンター・赤羽サキ(実年齢23歳)。そんな彼女が久々のオフに何をするかというと! ……特にすることもないので、顔バレ対策におっさんしかいない飲み屋へ出向いた彼女が出くわしたのは、既にアル中の貫禄を漂わせつつある妹系アイドル大宮ほのか15歳(公式設定)! どうにか先輩としての威厳を保とうとするサキだったが、ほのかに”通”な飲み方を伝授され着々と女子力を下落させつつ、アイドル的には期せずして新たな魅力を開拓していくことに……?

一応アイドルマンガのはずなんですがチョイスが全体的にシブく、1巻にして電気ブランとホッピーの解説が済まされるなど色々と先が思いやられます。アイドルたちの苗字からして何かおかしい。しれっと90年代アニメのパロディがブチこまれたりするあたりも擁護のしようがなく、これは完全にアイドルの皮をかぶったおっさんマンガと言ってよいかと思います。

そのへんのギャップで笑いとる感じでキレ味さわやか、あとまあ上記の通りある意味実用性も高め。正直アイドルである必然性はほとんどないよーな気がするんですが、まあアピールできる層は広いに越したことはない。ダメなアイドルを見たい方にもおすすめです!

試し読み コミックシーモア

うわばみ彼女(後藤羽矢子)

可愛くて気立ても良く、料理上手でユーモアセンスもある――ほとんど完璧な彼女は、ただし滅法お酒に目がなくしかもめちゃくちゃ強い。そんなにお酒に強くない彼氏の「ナツくん」と彼女の飲み歩きとイチャコラを描く、変則同棲ラブコメ4コマ。

別にこれに限った話ではないですが、読むと「よし、飲むか」となるので危険。なんというか……テンポがゆるく彼女もほのぼのとしていて読んでて実に癒されるんですが、徐々に心配になってくる感じが妙にクセになります。


「マンガとかアニメのどれがおいしそうだったか」みたいな恋人あるあるやってても、彼氏は飯の話してるのに彼女は酒ばっかり見てたりと普通にアル中です。まあでもこれはこれで幸せそうだし、こういう彼女欲しい人は多いだろうな、とも思います。全5巻で完結後、新婚生活を描く続編「うわばみ乙女ずかん」が連載中。

試し読み 白泉社公式サイト

綺麗なおねえさんと呑むお酒は好きですか?(いづみみなみ)

飲みの席で突然隣に座った月沢佳夜と、運よくふたりきりの二次会に繰り出すことに成功した平凡なサラリーマン・日吉。友人となったふたりは定期的に飲みに繰り出すことになるが、彼女の行きたいお店はいずれも実在する奇店・迷店ばかり。脈があるのかないのかよくわからない美女と巡る、東京飲み屋ルポ系ラブコメ。

一応デートに使えるような店も紹介されるんですが、第2話の「かがや」みたいなアクの強いお店もちらほら。というかこの表紙からこのB級感はちょっと予想がつかず、何も知らずに読んだら結構びっくりすると思います。

ちなみにおっさんレンタル漫画と同作者です。絵柄違い過ぎてしばらく気付きませんでしたが、かがやの妙にイキイキとしたおっさんたちを見た時に「ん?」となりました。
「ワカコ酒」もそうですが取材が実に楽しそうで、こういうの描ける漫画家は役得ですね。

試し読み コミックウォーカー

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