遠路はるばるやってきて、さてこの星をどうしよう?彼方からの侵略者、異星人、宇宙人、エイリアン系おすすめマンガ

I’ll be left here, You’ll be right here

宇宙からの来客、侵略者を主題としたマンガのセレクションです。よほどのことがない限り舞台は地球で、主人公は人間でも、宇宙人でもOK。異星人という存在はワイルドカードで、科学力が極端に強ければディストピアや非侵略SF、箱庭ものなどの説明になるし、「エイリアン」のようなモンスターものにもなりえるし、友好的であればジュブナイルや変則学園もの、あるいは恋愛もののキーキャラクターにもなり得ます。「そういう生物だから」「今の人類にとっては未知」でそれ以上説明しないでいいという圧倒的利便性により、いろんな物語で活用されているのはご周知のとおり。そのへんを説明しだすと、それはそれでグッと本格SFっぽくなります。

トーキョーエイリアンブラザーズ(真造圭伍)

爽やかで明るく気が付く人気者の弟・冬ノ介と、不愛想で不器用で、でも心の温かい兄・夏太郎。正反対のようでよく似たところもあるふたりは、実は異星から送られた「移住計画」の先遣隊。まずは地球の生活に溶け込むことを目指す兄弟だったが……若い宇宙人の目を通して日常を描く変則青春物語。

トーキョーエイリアンブラザーズ

第7話”ふたつのミッション・インポッシブル”(2巻収録)より

1巻、2巻、3巻でだいぶ話の毛色がちがい、全3巻で完結。もうちょっと初期の感じの話を落ち着いて読みたかった気もしますが、コンパクトにまとまっています。全体の印象としてはBOSSのCMみたいな話なんですが、意外と過激な表現も多めで刺激的。夏太郎にシャツくれるオバサンの話とか好き(1巻)。


「月刊!スピリッツ」で2015~2017年連載、2018年に日テレでドラマ化。

試し読み 小学館eコミックストア

オゲハ(oimo)

森の中で見付けたでっかい「虫」を、躊躇なく持ち帰ったサイコ味たっぷりの少年キジ。「汚いアゲハ」だからオゲハと名付けた謎の生物との同居生活は、ほとんど虐待のような様相を示し始める。一方、街の中にはオゲハを探す新たな「虫」の姿が……。

キモかわいいとしか言いようがないんですが、一般的なキモかわいさとはまたちょっとちがい、虫系(しかもちょっとGっぽい)のキモさです。顔や挙動はかわいいけど角度によってはややエグい。多少虫耐性ある方向けで、かつ主人公も何考えてるのかわからないタイプの不気味な少年なので、そっちはそっちで人を選ぶ。


読むのが辛くて1巻で一度挫折しましたが、いやこれは読まないとダメだと思って最後まで読んだらめちゃ面白かったです。キジはさておきオゲハがまーかわいいこと、もっとこの子を見ていたかったです。最後の後書きを読んで最初のほうを読むとキジの初期の行動もうんまあ……なんとなくはわかるけど……やっぱアレだな……。
レビューも星1と星5でまっぷたつ、人を選ぶ作品です。僕は好きだけど、オススメは付けかねる。

「COMIC it」で2015~2016年連載、全3巻で完結

試し読み コミックシーモア

地球戦争 THE WAR OF THE HUMAN(小原愼司)

孤児院でごうつくな院長に搾取されながらも、「明日」を誰よりも信じる賢い少年・オリバー。そんな彼が暮らすロンドンに、突然三本足の侵攻兵器とタコのような宇宙人が現れ、街を瓦礫の山へと変える――舞台建てはH.G.ウェルズの古典小説「宇宙戦争」、主人公のオリバーは「オリヴァー・ツイスト」からの登場という変わったコンセプトのSF作品。

オリバー

第一報”ロンドン市に汽車到着せず(早売りの夕刊誌より)”(1巻収録)より

淡々と進みながらもなぜか目を離させないこの物語の魅力は、ガワとしての侵略戦争ではなくむしろ非常時にいかに生きるかというヒロインアリスの誇り高い姿、「生きてさえいればいいこともどこかにある」というオリバーのシンプルな人生観、誰もが今日のことしか考えられない中で明日のために準備する人間たちの強かな姿にあります。3巻の番外編には静かに心を打たれるような感動がありました。

つまり宇宙から侵略者が来ようとも足を引っ張り合ったり分かり合ったりする人々にスポットライトを当てた作品です。
「月刊!スピリッツ」で2012~2015年連載、全5巻で割とまとまり良く完結

試し読み booklive

他にもこんなマンガが地球の男に飽きたところです

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